マンガ on ウェブ

第6回ネーム大賞 Dチーム・
テキスト講評発表

Dチームテキスト講評(漫画家・ピョコタン 編集者・渋谷 祐介)

※1次審査Dチームのテキスト講評を発表します。サムネイルをクリックすると作品ページへ飛びます。
  • その果てを目指して

    No.151

    その果てを目指して 21P

    橋田龍征

    【ピョコタン】

    65点
    わかりにくい描写が多く、物語に没入できなかった。
    感情を持たないロボットが、少女と出会って徐々に感情が芽生えていくというわりとありがちなストーリーだが、感情を持っていない時の見せ方が弱かったので、感情を持った時の盛り上がりに欠けた。
    途中のサイレントで進行する心を通わせるシーンも構図がごちゃごちゃしていて何が起こっているのかよくわからなかった。

    サイレントだとセリフが無い分、読者の読むスピードも早くなることをもっと意識してほしい。
    これをやるくらいなら普通にナレーションで進行した方がわかりやすくていいような気がする。

    あと、時間の流れが逆転したという話で「宇宙をさまよっている間に追い抜かれた」というのも、理屈がよく分からないので説得力に欠けて、読み進める時に障害になった。これも別に要らない気がする。
    オ チもよくわからない。「果てを目指すはずが設定ミスで地球に戻っちゃった」ということ?じゃあ30分後にただいまを言ったってどういうこと?地球に30分 で着いたの?この少女たちは40年も帰れなかったんじゃないの?ミスで30分後に戻って少女にただいまを言ったんだとしても、このラストの絵だと一度地球 に着いてるよね?

    ラスト1コマだけでこれだけ疑問が生じたので、全く笑いに結びつかない。

    【渋谷祐介】

    ロボットが感情を持ってしまい、それを口にしてしまうまでの大事な所をあっさり描きすぎなのと、全体を通してよくある話に終始しているため、特に印象に残らない物語になってしまっています。
    このようなありがちなテーマの場合、どうすれば新しい読み口になるのかを考えないと、今の世の中に発表する作品としては厳しいかと思います。

  • ピコリング

    No.152

    ピコリング 29P

    おのた

    【ピョコタン】

    70点
    とてもテンポよく読めた。ネームの構成力もあるし、アクションシーンもうまく描けていると思った。
    ただ1点だけ。物語が19ページあたりから別物になってしまっている。あえてそうしたのかもしれないけど、もうちょっと前半部分に「巨人の女と結婚したい」みたいなエピソードの伏線をもってこないと、読者としては突然の展開にポカーンとしちゃう。
    急に24ページから巨人女との出会いの話を無理矢理入れたことで、漫画としての流れもここで分断されちゃってる。
    正直こっちは巨人女になんの思い入れもないし、説明不足すぎてストーリーからも突き放されるし、何者かもわからないのでハッピーエンドだとも思えない。
    普通にミリルがかわいそうだなと思っただけ。
    この見せ方は失敗だと思った。

    【渋谷祐介】

    一番の問題は、設定をはっきり明示させないまま話が展開して行くので、読みづらい点だと思います。
    オチをある意味謎解きの形にしたいのかもしれませんが、力量不足のため、「謎が気になるから読みたい」ではなく、冒頭からただ読みづらいだけの漫画になっています。
    何をしたい(どこをおもしろいと思って欲しい)漫画なのか、いま一つわかりませんでした。

  • 恋するパーサーカー

    No.153

    恋するパーサーカー 41P

    相良優雨

    【ピョコタン】

    73点
    画質が荒くて読みにくい部分もあったけど、楽しく読み進められた。
    2人の特徴や気持ちの変化も自然に伝わってくる感じがよかった。
    2人の感情と行動の描写に大きな矛盾もないので、キャラクターとしてリアリティがあった。

    【渋谷祐介】

    ほとんど最初から、二人がお互いに異性として興味を持っているような描き方をしているせいでしょうか、ラブストーリーなのにドキドキすることもなく、予想通りの展開で終わってしまったのが残念です。

  • BUNT

    No.154

    BUNT 49P

    赤崎イチ

    【ピョコタン】

    73点
    特につまづくこともなくスムーズに読み進められた。
    特殊な職業の変な世界観を無理なく読者に見せられるのは漫画を作る実力がある証拠だなあと思った。
    読者に対しての親切設計という面では、登場人物の名前がわかりにくいのがとても残念。
    この名前がストーリーに絶対に必要というわけでも無かっただけに、もう少しシンプルで誰が誰かわかりやすい名前にしてほしかった。
    こっちは初見で読み進めてるんで、会話の中で「よる」とか「削」とか言われても、誰のことなのかすぐにはピンとこないし、特に第三者同士での会話の中で名前を出されると余計にわかりにくい。
    だからこそ名前とキャラクターはすぐにしっくりと連動できるようにわかりやすい配慮をするべきだと思う。この漫画の登場人物の名前は自己満足すぎる。

    【渋谷祐介】

    冒頭からネームが多く、設定をただただ読者に読ませている時点で、減点です。このようなナレーションをちゃんと読んでくれる読者はいないものと思ってネー ムを作るべきです。全体を通しても同じことが言えます。もっともっとネームを削れるはずです。「削る」というのは苦しい作業ですが、プロの作家さんは当然 やっていることですし、一度できたネームを推敲し、無駄な部分を無くして行く作業は、作品の完成度を高めるうえで必要なことですので、そこをぜひがんばっ てください。内容は良いと思いますので。

  • 生命の樹

    No.155

    生命の樹 25P

    みほ

    【ピョコタン】

    67点
    なんだか行き当たりばったりで描かれた漫画という印象。
    終わりも中途半端で完結してないように見える。
    この漫画で主に何を描きたかったのかが伝わってこない。
    学園ものから急にバトルものになるところをメインで面白く見せるとするなら、そこのギアチェンジをもっと大げさに読者に分かりやすく描いた方が
    いいんじゃないかと思った。
    18ページなんかはなな子の両腕がカマになってる全身像をバーンと見せる絵があってもよかったように思う。

    【渋谷祐介】

    これを読んだ限りでは、どういうことをしたいのか良くわかりませんでした。

  • 西沢さんは漫画家志望

    No.156

    西沢さんは漫画家志望 16P

    ジェスロマル

    【ピョコタン】

    79点
    スムーズに楽しく最後まで読めた。
    背中がY字になってるサスペンダーをしてる酉沢さんがいいキャラだと思った。絵柄もなんだか味があって好き。

    【渋谷祐介】

    一言でいうと支離滅裂といいますか、何をしたいのかわからない漫画でした。この漫画のどの辺を、読者は楽しめば良いのでしょうか…。

  • ポポッチョヌレヌレ

    No.157

    ポポッチョヌレヌレ 28P

    桜崎隆太

    【ピョコタン】

    82点
    冒頭のホノボノ路線からは考えられないような意外な展開が面白かった。
    絵柄まで変わっていっちゃった。
    楽しく読ませつつ、教訓めいたものまで入っていて、漫画としての完成度も高い。よかったです。
     

    【渋谷祐介】

    大人が読んでも、「だからなに?」って言われそうな中身なので、もっとまろやかにして小児向けの絵本みたいなことならアリなのかもと思いました。絵もそれっぽいので。とはいえ、斬新さのない内容なので、もうひとひねりかふたひねりぐらい必要だと思いますが。

  • ハトガミ

    No.158

    ハトガミ 28P

    我那覇アキラ

    【ピョコタン】

    81点
    切なく面白かった。一気に最後までドキドキしながら読めた。
    ちゃんと読者の意識を計算しながら漫画を描いているのが伝わってきて、上手だなと思った。
    最初は無職になったのを家族に伝えられないサラリーマンの話かと思いきや、実は死んでいるということがわかって、そのまま読み進めながら少しずつ真実がわかるようにできている。
    こういった読者を意識して漫画を見せるという能力は素晴らしい。

    【渋谷祐介】

    良い話であることに違いはないのですが、核となるギミックが使い古された手法であるせいか、平凡な印象を受けます。「実は死んでいた」以上の何かを後半に持ってくるか、または、種明かしの仕方を変える等して読者を引きつけられれば、もっと良くなると思います。

  • 嫁入り前の逢瀬

    No.159

    嫁入り前の逢瀬 22P

    間中絵水

    【ピョコタン】


    80点
    ちょっとページ数の割に場面転換が多くて「うわわ!」っとなったけど、それ以外はとても見やすい作りになっていて、最後まで楽しく読めた。
    うまくまとまっていて無駄なセリフやシーンも少なく、タイトルも含めてなるほどーと思わせるような内容だった。よかったです。

    【渋谷祐介】

    少なくとも、主人公に感情移入して読めないようではこの作品は成立しないと思うので、これ以前の物語(彼の)が必要だと思うのですが…。

  • 人生未設計少年

    No.160

    人生未設計少年 44P

    コワッパ

    【ピョコタン】

    40点
    「ネーム」の意味を間違っている気がする。
    誰が誰で、今どうなってるのかも、このネームを見ただけではサッパリわからない。
    ネームというのは自分だけが理解できればいいものではない。他人に伝えるためのもの。
    す でにキャラクターが確立している連載のネームならこれでもギリギリ許せるかもしれないが、こういう賞に送るようなネームだったらもう少し読者に伝えようと する意識を持ってほしい。そういう意識が全く感じられなかったので、こちらも読む気が失せた。一応最後まで読んだけど。

    【渋谷祐介】

    どういう読者を想定して描かれているのかわからなく、どの辺がおもしろいのかわかりませんでした。

  • 入学旅行

    No.161

    入学旅行 25P

    キダアユム

    【ピョコタン】

    65点
    4ページ以降にストーリーの起伏が何もなくて
    ズルズル進行してそのまま終わった印象。
    なぜこういう状況なのか?この2人の関係性は?
    他に人はいないのか?そういった読者が抱く疑問も
    何一つ解決されないのが残念。
     

    【渋谷祐介】

    これだと何を描きたいのかが良くわかりません。せっかく世界観は構築されているのですから、「面白い」ポイントや物語のテーマを明確にし(自分で理解 し)、もっときちんと表現できるようにすれば良くなると思います。何でもかんでも読み取ってくれるような読者はほとんどいないと思った方が良いです。

  • 恋とパンツとゆるキャラとFeat.女子力

    No.162

    恋とパンツとゆるキャラとFeat.女子力 32P

    (゜A゜)wikot

    【ピョコタン】

    40点
    人に伝えるための「ネーム」が全然できてない。
    見せるレベルに到達してない。自分専用のラクガキって感じ。
    字も汚いし、内容も構図も意味不明だし、読む気が起こらない。
    汚い文字を必死で把握しながらページをめくった。
    正直「早く終わってほしい」と思っただけだった。
     

    【渋谷祐介】

    読みづらい上に、内容的に厳しかったです。

  • テルテル

    No.163

    テルテル 32P

    星村定之

    【ピョコタン】

    60点
    5ページまで楽しく読めた。そこから先は登場人物が増えて
    キャラの描き分けも微妙だったので、誰が誰だかよくわからず、
    理由もわからないまま突然バトルみたいになっちゃって、
    面白さも感じなくなった。
    あと、9ページ、15ページ、17ページのようなコマ割りは
    見づらいだけなので使わない方がいいと思った。
    読者の視線をコントロールする意識を持ってほしい。

    【渋谷祐介】

    非常に良くある話を単調に展開しているため、漫画にあるべきドキドキワクワク感がありませんでした。

  • 人間関係販売店〜赤谷のケース〜

    No.164

    人間関係販売店〜赤谷のケース〜 32P

    比呂多可也

    【ピョコタン】

    73点
    人間関係を売るというテーマがまず面白くて、
    それをうまくマンガにできているのも良かった。
    ちょっとわかりにくかったのが、竜二と由美が実際に
    家族だったっていうこと。冒頭であえて由美を
    彼女のように見せているから、読んでて途中で
    戸惑いが生じた。驚きよりもわかりにくさ方が強い。
    実際に由美がかけがえのない彼女という設定で
    シンプルに見せるような方法もあったように思える。
    売ってからかけがえのなさに気づいて何らかの方法で
    買い戻すとか、家族ルールあたりをうまく改変するとか。

    【渋谷祐介】

    人間関係を売買するという発想は面白かったです。ただ、冒頭の母親を明らかに恋人っぽく描いているのが、力技すぎて気になりました。

  • 奥さんとミジンコ

    No.165

    奥さんとミジンコ 28P

    原作:みじんこ王国 作画:岩崎隼

    【ピョコタン】

    85点
    とても楽しく読めた。テーマもページの構成も上手で
    スルスルと漫画の中に入り込めた。技術力の高さを感じた。

    【渋谷祐介】

    作者の方の人の好さ、想いが強く出すぎていて(推測ですが)、作品としては面白みに欠けます。妻が好き、妻がかわいいというのは、言葉ではなく漫画で伝えてほしいです。

  • 武林傳奇

    No.166

    武林傳奇 100P

    ふうたお

    【ピョコタン】

    65点
    漫画の技術が高く、丁寧に作られている印象を受けた。
    でも内容が難しすぎてついていけない。そして全く面白くない。
    今回は審査員なので最後まで読もうと努力したが、長すぎだし
    途中でどうしてもつまらなすぎて、じっくり読むのを
    断念してパラパラとめくるだけになった。今までネーム大賞の
    漫画をたくさん読んだけど、こういうことしたのは初めて。
    漫画としては平均以上の内容なのはわかるし、
    完成度の高さも他の作品よりも上だろうとは思う。
    でも、この漫画を2次審査以降の審査員に読ませたくない。
    苦痛を感じるレベルだったんで。そこは自分の感性を信じたい。
    もっと短いページ数で万人向けのシンプルな創作漫画で
    勝負してほしい。

    【渋谷祐介】

    合議制ということもあって、2次には残せなかった作品ですが、個人的には興味深く読みました。完成度が高く、よくできていると思います。ただ、テーマ的に 間口が広いとはいえないのと、ネームの多さのために読者を絞ってしまうという弱点があるので、それを超えるような漫画的な大嘘(ハッタリ)をついて読者を 引くやり方もあるのではと思いました。

  • エスパー黒岩成夫

    No.167

    エスパー黒岩成夫 13P

    合間妹子

    【ピョコタン】

    75点 くだらないけど1アイデアをうまくかたちにして まとめてる良い漫画だと思った。 いろいろと世の中の理不尽を感じられた。

    【渋谷祐介】

    くだらなくておもしろかったです!エスパーのキャラがとても良く、8pめのモノローグのキレは素晴らしいです。この設定のアイディアに対してのページ数もちょうど良かったです。

  • モヒカンヒーロー

    No.168

    モヒカンヒーロー 32P

    だいろっく

    【ピョコタン】

    70点
    スムーズに楽しく読めた。
    ちょっとページ数の割に淡々と進んでたというか、
    ストーリーが想定の域から出ないまま終わったというか、
    読んだ文字数の割に満足度がそこまで高くなかった気がする。
     

    【渋谷祐介】

    話としては成立しているのですが、物語に深みがなく、既視感のある内容のため、特に印象に残りませんでした。

  • しおりんとぼく

    No.169

    しおりんとぼく 31P

    みどりわたる

    【ピョコタン】

    73点
    スムーズに楽しく読めた。
    ところどころ作者都合で物語が進行した感はあったけど、
    キャラクターの動きもそんなに違和感なくて自然に見れた。
    最初の1ページにいきなり4人も登場人物がいて
    どれがメインキャラなのかわかりにくくて入りにくかったんで、
    脇役の2人は要らないような気もした。しおりんと広瀬さんと
    斉木くんの3人だけでもストーリーは成立できそうだし。

    【渋谷祐介】

    しおりの擬人化というアイディアがおもしろく、三者の関係も気になりながら最後まで飽きなく読み進められる、素敵な物語でした。しおりんがかわいらしくて良かったです。

  • ある男の選んだ道

    No.170

    ある男の選んだ道 27P

    うえだヒロマサ

    【ピョコタン】

    85点
    シンプルだけど良いテーマ。
    それを上手く見せられる漫画の構成力も
    素晴らしいと思った。心に響いた。

    【渋谷祐介】

    物語としてのわかり易さは良いのですが、あまりにもステレオタイプな話になっているため、面白み、新鮮みに欠けました。この手のタイプの、人生の岐路を親 子関係も交えて描く作品は非常に多いので、よほどのオリジナリティを発揮できないと「ただのよくある内容」として埋もれてしまいます。敢えてこの題材で描 くというのならば、「どう違いを出すか」ということを意識して描く必要があると思います。

  • ANGEL JET

    No.171

    ANGEL JET 12P

    おのた

    【ピョコタン】

    71点
    この漫画を読んで、サイレントだと初見で作者の意図を伝えるのがとても難しいことだと感じた。
    読者の読み進めたいスピードと、作者が想定するスピードの差が大きい。セリフが無いと読者はかなりスピードで読み進めてしまうので、そこがかみ合わないと
    うまくストーリーを読者に伝えることができない。
    7~11ページあたりはそこがかみ合った感があった。
    他の部分は2回目でゆっくり読んでやっと理解できる感じ。

     

    【渋谷祐介】

    サイレントにした意味はどの辺にあったのか、と考えてしまいました。過去にもサイレント漫画はあった訳で、あえてサイレントにするのならば、もっと攻めの姿勢、もしくは新たなアイディアを追加する必要があるのではと思います。

  • アフロ警部の事件簿

    No.172

    アフロ警部の事件簿 74P

    鼻毛

    【ピョコタン】

    75点
    読み進めるストーリーの順番がバラバラという珍しいタイプの漫画で新鮮味があった。
    この変わった見せ方をどれくらい内容に活かしてるのか気になりながら読み進めたが、思っていたより薄かった。
    ややこしさの方が増してしまったような気がする。
    同じストーリーを普通の進行で少しずつ種明かししながら進めていっても、このバラバラ方式と同じかそれ以上の面白さを読者に伝えられるような気がした。
    この方式ならではの面白要素をもっと追加できればよかったのかもしれない。

     

    【渋谷祐介】

    どう展開するのか気になり、最後まで一気に読めました。話数の振り方にちょっと疑問も感じましたが、それもまた新鮮な面白さだったと思います。

  • 屋根より高く

    No.173

    屋根より高く 19P

    太田今

    81点
    冒頭のナレーションが誰から発せられたセリフなのかが判明するまではちょっとごちゃごちゃしてて状況がわからずストーリーに入り込みにくかったが、それ以降は楽しく読めた。
    見開きで舞ったシーンはとても気持ちがよかった。
    一番見せたいこのコマに向けてストーリーをしっかりと構成して読者を気持ちよくさせる技術は素晴らしいと思った。
     

     

    【渋谷祐介】

    とても真っ直ぐな話で、個人的には物足りませんでした。鯉のぼりならではの物事(事件)の解決法に、もっとひねりが欲しかったです。

  • クロワッサンの恋人

    No.174

    クロワッサンの恋人 43P

    西山モミジ

    【ピョコタン】

    83点
    長めのページ数を一度もつまることなく退屈することも無く一気に最後まで楽しく読めた。これができるということがすごい。
    細かいところまで読者に配慮していてとても読みやすかった。
    漫画を描く技術力が高いんだなあと思った。

     

    【渋谷祐介】

    突飛な設定を使いつつも、夫婦の物語をしっかりと描き、地に足の着いた良い作品だと思います。
    現実の夫をもっと悪い人間のように見せておきながら最後のオチにつなげられれば、もっとドラマティックにできたのかなという気もしますが。

  • 宗次郎伝

    No.175

    宗次郎伝 40P

    帝国

    【ピョコタン】

    70点
    まず4ページ目が最悪。物語もなにも始まってない段階でこれだけの興味も無い文字列を読まされる苦痛。漢字も多いし難しい単語ばかりだし、とにかくここが最悪すぎる。
    本当にこれ全部必要?もっと簡単で簡潔な言い回しにできない?
    難しくしてカッコつけてる自己満足じゃない?読者のこと意識してる?
    雑誌に載ってたら確実にここで読むのをやめる。
    その後は普通に楽しく読めただけにとても残念。
    それでも後半もやっぱり説明不足というか、ちょっと読者に対して不親切な見せ方もあったので、そこをもっと強く意識してほしい。
    結局、切腹したんだよね?対局的にはどっちが勝ったの?
    ここ宗次郎が「参りました」(2つの意味)でもよかったんじゃないの?
    あと、あえて外したのかもしれないけど、切腹の絵は必要な気がした。
    宗次郎が心動いて殺さずに席を立ったのに切腹するインパクトを見せたい。
    結局、これで町の将棋産業みたいのが守られたのもなんとなくはわかるけど、ラストもどうにもしっくりこない。

     

    【渋谷祐介】

    Coming Soon…
    閲覧環境の関係上、作成にお時間をいただいております。今しばらくお待ちください、

  • BREAK OUT

    No.176

    BREAK OUT 88P

    ふみかず

    【ピョコタン】

    68点
    途中でキャラのセリフでも出てくるけど「わけわからん」とか「こっちはなんにもわかってないんだから」てのがまさに読者の感想だと思った。ネームの絵の粗さもあるのかもしれないけど、構成にも問題があると思う。わけわからんから物語に入り込めない。
    長いページの漫画だったら特に冒頭というのは読者を引き込むために最大限わかりやすく面白く簡潔にするべき。そこで「わけわからん」と思ったら普通の読者は読むのをやめる。「後半まで見ればいろいろわかるのかな?」なんて読み進める人はいないと思った。
    アクションシーンも何が起こってるのかサッパリわからなかった。
    途中に入り込む兄との過去のエピソードだけは一応理解できた。
     

     

    【渋谷祐介】

    一つ一つのシーンが長すぎて、テンポが非常に悪いです。思いついたネームを削ることなく全て詰め込んだような印象で、この内容ならば半分のページ数でも十 分すぎるくらいです。「読み手を楽しませるにはどうしたら良いか」を考え、構成や演出にもっとこだわってネームを作って欲しいです。

  • B型家族

    No.177

    B型家族 8P

    わたり羽衣

    【ピョコタン】

    60点
    まず登場人物が一気に出過ぎてそれぞれのキャラが活きてない。
    「B型ならではの性格」というのも読者全員が知ってる前提みたいに感じられたけど、それもよく知らないのであまり楽しめなかった。
    ページも少ないし「B型親子」くらいにして登場人物を2人にしてテーマを「B型あるある」だけに絞って見せた方がわかりやすくていいんじゃないかと思った。家族とかは長く連載で続けていくうちにストーリーのスパイスとして徐々に登場させるくらいでいいと思う。
    あと、4コマ漫画なのに4コマで成立してない回が多い。
    全然4コマ目でオチてない回と分かりにくい回。これも致命的。

     

    【渋谷祐介】

    やろうとしていることは良いと思うのですが、一つ一つの小ネタの完成度が低いといいますか、あまりおもしろくないということに尽きるのではないでしょうか。

  • 蜜柑の香り

    No.178

    蜜柑の香り 78P

    ポッチン

    【ピョコタン】

    70点
    作者がイメージしているものの半分も読者には伝わってないと思う。
    何か抜け落ちてる部分が多く、作者の頭の中をうまく出力できていない。
    話がアチコチに飛んでいて、意味不明な部分が多い。もったいない。
    絵の構図や雰囲気、セリフ回しなど、漫画全体に漂う独特の世界観はとてもいいと思った。天才肌なのかも。とにかくもっとわかりやすく、話をシンプルに、読者を強く意識して漫画をかいてほしい。

     

    【渋谷祐介】

    荒削りで読みづらいのが難です。描きたい部分(テーマ)をもっと突き詰めて、ページ数を減らして凝縮させれば、もっと内容のある作品になるのではと思います。

  • ゴールドウルフ〜コンキスタ〜

    No.179

    ゴールドウルフ〜コンキスタ〜 36P

    阿久津圭

    【ピョコタン】

    76点
    楽しく最後まで読めた。ハッピーエンドではないけど、心に残る話だったと思った。それぞれのキャラがちゃんと
    自分の意思で動いているのを感じられたのがよかった。
    読み進めるうちに自然に少しずつバックストーリーが頭に入ってくるような構成もよかった。

     

    【渋谷祐介】

    この手のファンタジー要素が入る作品は、キャラを冒頭からかなりしっかり立たせて読者を引かないと、入り込めない人が多いのではと思います。正直、この世 界観に入って行きづらく、話が展開されても最後まで感情移入して読むことができませんでした。単純な話なのに、ファンタジー設定がそれをわかりづらくして いるだけのように思えます。

  • 背の低い鏡

    No.180

    背の低い鏡 4P

    太田

    【ピョコタン】

    65点
    お話は短くシンプルで良いんだけど、作者が思い描いたとおりには読者には伝わってないと思う。
    「大きくなったね」を見せるまでに多くの余計な情報が読者に入ってきてるので、この1コマでジーンと来ない。
    いろいろな部分で漫画を見せる順序が違っているのかも。
    「大きくなったね」までに父親がいないという情報は必要だった。
    「高校でも目立つだろーなあ」のセリフの前には高校入学前という情報も必要。(じゃないとこのセリフで戸惑う)母さんの「そうねえ…」と、鏡を掃除しなかった理由も不明。
    この上に書かれた文字を母は把握していて娘に読ませたかったのか、単に小さいから届かなかったのか。キレイ好きなら背伸びしてでも拭くんじゃないの?キレイ好きという情報も読者を惑わすだけなんで
    要らない気がする。意図を持って、見せる情報をしっかり選択して、一番大事な「大きくなったね」のコマで読者を最大限に引きつけられるように工夫をしてほしい。
     

     

    【渋谷祐介】

    ナイスアイディアを生かした素敵なショートですね。4pではなく、もう少し長いページ数で読みたかったです。
    細かいことですが、母親がキレイ好きなのに鏡をふいていなかったというのは、どんな意図があって入れた設定なのか疑問を感じました。

  • 面白四コマまんがわっはっはっはみっちょくん、他一篇

    No.181

    面白四コマまんがわっはっはっはみっちょくん、他一篇 21P

    みつりん

    【ピョコタン】

    70
    キャラクターがかわいくていい。ちんぽことかうんこちんことかも好き。
    のほほんとした中にえげつなさが垣間見える世界観もいいと思った。
    でも4コマ漫画としてはギャグのネタが全体的に甘い感じがした。
    うんこちんこばかりに逃げず数本に1本はネタで勝負して笑わせてほしい。
    あとは細かいところでいうと縦書きの4コマなら読者の目線はコマごとに右から左に動くので、パンチングマシーンのマンガとかは右側にパンチングマシーンがあった方が自然だと思う。

     

    【渋谷祐介】

    ブラックにしては中途半端な感じがして、いまいち笑えませんでした。もっとユーモアを利かすか、ふっきった方向に持っていくか。ただ、狙ってやっている感が出ている時点で、こういう漫画は厳しい気もしますが。

  • ヨガの炎(改)

    No.182

    ヨガの炎(改) 14P

    西山 田

    【ピョコタン】

    79
     
    ギャグマンガとしてとても面白かった。
    チリコのところと、傷の位置と、背中のタトゥーがよかった。
    オチはちょっと弱かった。最後のシメでドーンともう1つ面白いのがあったらもっとよかった。
     

     

    【渋谷祐介】

    ただの下ネタという感じで、古いタイプのギャグだという印象以外は特にありません。

  • 里親詐欺にご注意を!

    No.183

    里親詐欺にご注意を! 35P

    すべりよ

    【ピョコタン】

    60
    まずタイトルで内容がラストまでほぼ全部わかるというのはどうなのか?
    構 成も時間軸のままに淡々と出来事をそのまま描いているだけの印象。よくある話を脚色も無く流れどおりに見せているだけなので、読んでいて驚きとかも特に無 く。最後の方の2ちゃんねるみたいな掲示板の文字だけが続く展開もどうかと思った。どれが女の書き込みかもわかりにくい。
    結局この女が猫をどうしてるのかも読者に見せた方がいいような気がした。

     

    【渋谷祐介】

    タイトル以上でも以下でもなく、こういった話をそのまま漫画にする意味がどれだけあったのかと思います。

  • ててで

    No.184

    ててで 16P

    haruka

    【ピョコタン】

    70

    ちょっと冒頭の2ページの位置関係とか展開がわかりづらい。
    物語に入り込みにくい。パイプ持ってるやつがもっとわかりやすいカラカサお化けみたいな妖怪だった方がいいと思った。
    4ページ目以降はスムーズに楽しく読み進められた。

     

    【渋谷祐介】

    惜しいといいますか、この設定を使ってどんなドラマが描けるのかということを考えるべきなのに、さらっと関係性をなぞっただけで終わってしまっていますね。ただ思いついたことをそのまま描くのではなく、それを材料に料理した形で見せて欲しいです。

  • 漁場の人魚

    No.185

    漁場の人魚 99P

    えりつぃん

    【ピョコタン】

    74
    初見で4~7ページあたりがどうなってるのかわかりづらかった。
    そこを過ぎたらなんとかわかるようになってきた。絵が粗いなりにもストーリーは伝わってきた。このラフの時点でそこそこ伝わるのはなかなかすごいと思った。

     

    【渋谷祐介】

    作者の、バカバカしいことを真面目に描くことで面白くさせるセンスが、この漫画を成立させていると思います。青汁の下りを真剣に描いているのが面白かった です。筋も特別ひねったものではないですが、安心して読めて楽しめました。絵が入った原稿を見てみたいと思う数少ない作品の一つです。

  • 死にたがりとパラダイス

    No.186

    死にたがりとパラダイス 16P

    大谷えいち

    【ピョコタン】

    70
    スムーズに最後まで楽しく読めた。でもストーリーの根幹の部分でちょっと疑問を感じてしまったので、読後感も微妙だった。
    その疑問とは、自殺を選択するくらいの人だったら普通にパラダイスに永住するんじゃないの?ってこと。そこで元の世界に戻る選択をした主人公の根拠となる考えの描写が一切無いから微妙だと思った。
    「家族や友人に会えなくなる」だけじゃ弱い。自殺しても会えないわけだし。
    なので、冒頭にいくつか死にたいと思った具体的なエピソードを並べておいて、それも見方を変えれば戻りたい動機になっていた…みたいなのがあれば説得力も増して良かったんじゃないかなあと思った。

     

    【渋谷祐介】

    ミスター・ジーサッツ、ただの良い人なんですね。思いついた設定に対する答え(オチ)が凡庸というか、深みが無いというか。そもそも冒頭の自殺志願者の描き方からして、これは軽い読み物ですということなんでしょうが…。

  • チャンバラクロス

    No.187

    チャンバラクロス 43P

    森山颯太

    【ピョコタン】

    76
     
    楽しく最後まで読めた。少年漫画誌のセオリーに忠実に作られたような安定のド定番漫画という印象だった。わかりやすかった。
    見慣れたフォーマットなので意外性はあんまり無かった。

     

    【渋谷祐介】

    全体的にネームで説明しすぎだと思います。スポーツものなのにこのネームの多さとコマ割りの細かさは、ページ数に対して入れるべきものが多すぎるのだと思 います。そもそも、読み手にキャラを好きになってもらえれば細かな説明等はなくても物語は進行できる訳で、そういった所からネームの作り方を考え直してみ てはどうでしょうか。話に「勢い」があれば、面白くなる作品だと思うのですが。

  • 一射入魂!!

    No.188

    一射入魂!! 44P

    見原由真

    【ピョコタン】

    86
     
    とても完成度の高い漫画で、最後まで楽しく読めた。
    ストーリーも王道ながらも意外性もあったりして、常にわくわくできた。
    普通に少年誌とかに掲載されていても全く違和感のないレベルだと思った。
    素晴らしい。

     

    【渋谷祐介】

    それなりに面白く読めたのですが、何だか惜しいなぁと思った作品の一つです。これだけのネームが描けるのですから、途中で妙なジジィを出さずに済むような展開を個人的には見たかったです。安易な設定に走るより、地に足の着いた内容で勝負してほしいです。

  • PocketA

    No.189

    PocketA 41P

    金河南

    【ピョコタン】

    70
    ぼくは個人的にテキサスホールデムが大好きで10年以上やってるんで、なかなかニュートラルな視点では見れないけど、全体的に内容を詰め込みすぎてゴチャゴチャしてわかりづらい印象。
    ルールを詳細に説明しようとすると専門用語を多用せざるを得ないので、そこで読者が一気に離れてしまう。読者は自分が知らない単語が3つ出てきたらもうその先は読んでくれないと考えておいてもいい気がする。
    なので、こんなややこしいルールや用語を全てを説明する必要は無い。
    ゲームの説明以外のシーンでも詰め込まれすぎててわかりにくい。
    一 番見せたいシーンを念頭に置いて、どこが必要でどこが不要なのか、無理矢理全部を詰め込もうとせず、思い切ってバッサリ切って極力シンプルにすることを心 がけた方がいいように思った。読者に見せるべきはストーリーであって、テキサスホールデムはあくまで題材だと思うんで、そこのルールは別に厳密に説明しな くてもよさそう。

     

    【渋谷祐介】

    ルール説明をテンポを悪くしない程度に入れつつ物語を展開させていて、うまいと思います。オチもとんちが利いていて良かったです。

  • なでなで・・・

    No.190

    なでなで・・・ 6P

    玉屋かつき

    【ピョコタン】

    75
     
    無駄なくコンパクトにうまくまとまっていて面白かった。
    なかなか考えさせられる切ないストーリーもよかった。
    4ページ目からガラリと展開が変わる意外性もいい。

     

    【渋谷祐介】

    アイディアはおもしろいなと思いました。ただ、設定の思いつきだけで終わっている気もします。もう少し話が無いと、設定の重さもあって物足りなさを感じさせてしまうのではないでしょうか。

  • フロンティア・エレジー

    No.191

    フロンティア・エレジー 37P

    吉町敦

    【ピョコタン】

    75点
    とても楽しく最後まで読めた。
    ストーリーもよくまとまっていて、キャラが自然に動いていて面白かった。絵がなんだかギャグマンガっぽい感じというか6等身くらいで手足がヘンなバランスになってるけど、これでドシリアスに進行するのも味みたいに思えた。

    【渋谷祐介】

    西部劇でなく、いまの暴力団か何かに置き換えた方がまだ読者が広がるのではと思いました。ただ、これといって印象に残る何かがある訳ではないので、この題材を選ぶのならもっと革新的な要素を入れないと、ただの古い物語と変わらないように見えます…。

  • 自分が自分でないような

    No.192

    自分が自分でないような 27P

    かめやままあ

    【ピョコタン】

    77点
    テーマがやばい。あまり他の人が思いつかないような内容。
    こういうのをうまく説得力を持たせて漫画にできる能力は素晴らしい。
    病状をネット検索してみるとかそういう細かい描写で
    妙にリアリティを持たせる感じとかも好き。
    ちょっと最後がわかりにくかった。
    ママをお母さんって呼んでるってことは、たーくんじゃなくて本当のよっさんの孫の元にタブレットが届いたってこと?
    ゲーム機じゃないのも気になるところ。これが欲しかったものなの?
    38800円の値札が小さく付いててもよかったかもしれない。

    【渋谷祐介】

    これはお見事ですね。まず、ホームレスに取りつかれる主婦を描くという発想がおもしろいです。そして、話のテンポ、間のとり方も良く、ページをめくらせる 力もあり、所々に気になるシーンを入れて漫画を楽しませる工夫も見事です。強いていうならば、最後のコマはもっとわかりやすく「ゲーム機」を描いた方が良 かったのではないでしょうか。

  • クールランニング

    No.193

    クールランニング 25P

    尾山剛彦

    【ピョコタン】

    73点
    読みやすかった。面白かった。
    一発屋芸人の葛藤のようなものもリアルに感じられてよかった。
    絵も構成もうまいなあと思った。

    【渋谷祐介】

    文句なくおもしろかったです。冒頭からラストまでよくできていて無駄がなく、完成度の高い作品です。

  • Scratch on the World

    No.194

    Scratch on the World 17P

    笠葉陽承

    【ピョコタン】

    75点
    なんだか独特の雰囲気で一気に読ませるような不思議な漫画だった。
    面白く最後まで読めた。読後感も不思議な感じ。
    でも1つだけストーリーの重要な部分でわからないところがあった。
    似顔絵の男は最初から腹部に傷を負って死ぬ寸前で似顔絵を頼んだということなの?だったらなんで画家のナイフに血が付いてたの?無実ってことはたまたま倒れてきたところにナイフが刺さって殺しちゃったってことではないんだよね?
    画家はこれで自分が殺したかもしれないという勘違いをしたんでしょ?
    そもそもなんで急に倒れてきたの?そこらへんの真実を一応しっかりと漫画の中でも描いてほしかった。ここがハッキリしないとなんかしっくりこない。。

    【渋谷祐介】

    結局は「変人の画家の話」で終わってしまっている訳で、それ以上に何かを感じるものはありませんでした。全体を通した雰囲気は良いので、それに伴う深みのあるストーリーが作れればもっと良いと思うのですが。

  • BASKING

    No.195

    BASKING 81P

    TAKA

    【ピョコタン】

    76点
    筆での勢いある絵とか構図とかカッコいい。独自路線。
    ただ画力を抜きにしてネームとして見た時に、ページ数の割にストーリーが単調かなと思った。ずっといろんなタイプの人との出会いを淡々と見せ続けるだけで、最後の方にそれが混じり合って何かが起こるのかと思いきや、特に何も起こらずそのまま終わって拍子抜け。あとは少年の描いた絵なのか、実際のシーンなのか、分かりずらい部分もいくつかあった。例えば少年の描くものは薄いグレーの描写にするとか統一してわかりやすくするような手もあったように思う。

    【渋谷祐介】

    せっかくこれだけの絵が描けるのですから、こういった方向に走らずに、正面から漫画を描いた方が良いのではないでしょうか。絵が描けるというのは伝わりま すが、内容的には一般の人が読んでおもしろいと思えるようなものではないですので、ご本人がどこを目指しているのかはわかりませんが、読み手のことを考え た漫画表現に取り組んでほしいです。

  • ゴール

    No.196

    ゴール 34P

    げじまゆ

    【ピョコタン】

    73点
    ワンプレーの中にうまくストーリーを入れ込んで見せていてシンプルでよかった。ちょっとページ数の割にはあっさりしすぎた感もあった。見せ方の工夫によっては、もっとグッとくる父の愛とそれに応える息子みたいな感じでうまいこといけたようにも思った。

    【渋谷祐介】

    「相手の考えがわかる」という、この漫画の肝になっている主人公の能力に対する裏付けが弱く、説得力に欠けるため、大事な良いシーンも心に響きませんでした。そこがしっかりしないと物語が成立しないと思います。

  • プラント

    No.197

    プラント 24P

    仮面凸

    【ピョコタン】

    69点
    イマイチ世界に入り込めないままストーリーが勝手に進んで勝手に終わったような感じ。展開が唐突過ぎるのが原因かも?
    漫画の作り方として、その場その場でヘンな展開を考えるよりも、なんかストーリー的に盛り上がるポイントを作って、そこに向かって積み木を重ねていくようなイメージで構築していくようなのがいいんじゃないかなあと思った。

    【渋谷祐介】

    妙な設定に対して話が平凡すぎて、出オチ漫画に見えました。
    小ネタも普通で、笑えるところがなく、読んでいてつらくなりました。
    設定の思いつきで終わってしまった感があります。

  • GAMANKING

    No.198

    GAMANKING 31P

    高波伸

    【ピョコタン】

    68点
    1ページ目が最悪。雑誌に掲載されていたらこの時点で読み飛ばす。
    創作の固有名詞をいくつも並べるのは読者にとって苦痛でしかない。
    とにかく読むのが疲れた。読みづらい部分が多すぎる。
    作者の頭の中にできてる舞台やらキャラ設定やらをうまく漫画に出力できていない。当たり前のように設定を詰め込んでも読者にとっては初見の情報だったりして、話に置いていかれてるように感じるシーンがいくつもあった。
    31ページなら見せたいシーンを絞って、もっとシンプルに表現した方がいいように思った。設定とか壮大にし過ぎてる。

    【渋谷祐介】

    なかなか物語の世界観に入って行けず、読みづらいというのが正直な印象です。特殊な設定で漫画を描く場合は、基本的には描き手しかその世界を理解していな い訳ですから、キャラの見せ方なり、設定の説明の仕方なりをもっと工夫しないと、たいていの人は読んでくれません。冒頭からもっと読者をひきつける描き方 をし、設定の説明も無しで読ませるぐらいの気持ちで描いて欲しいです。

  • カーニバル

    No.199

    カーニバル 60P

    屋乃啓人

    【ピョコタン】

    87点
    切ないけど良いストーリーで感動した。とても面白かった。
    なんだかんだで最後は分かり合えるハッピーエンドで救われた。
    それぞれのキャラがしっかりと意思を持って動いていて気持ちの描写にも矛盾も無く、最後までつっかえることなく読めた。

    【渋谷祐介】

    基本的にネームが多すぎて、「がんばって」読まないと、最後まで読めません。
    この内容ならば半分のネーム、半分のページ数でやれるぐらいでないと厳しいです。
    良い漫画や良い映画はどういう構成で作られているのか研究し、自分の描いたネームのどの部分が無駄なのかを考えてみて欲しいです。

  • 必生!!仕事人

    No.200

    必生!!仕事人 32P

    乳乳乳(パイパイパイ)

    【ピョコタン】

    76点
    ヘンな職業にうまく説得力を持たせてストーリーを面白く見せることができていて良かった。最後まで楽しく読めた。
    ちょっと文字が多すぎてゴチャゴチャしてると思うようなページもあったので、極力セリフを少なめにできればもっとよかったなあと思った。。

    【渋谷祐介】

    いろいろ都合が良すぎて、漫画としての面白みに欠けます。
    キャラも展開も単調で深みがなく、これといって印象に残る部分がありませんでした

【ピョコタン】

73点
読みやすかった。面白かった。一発屋芸人の葛藤のようなものもリアルに感じられてよかった。絵も構成もうまいなあと思った。
 

【渋谷祐介】

文句なくおもしろかったです。冒頭からラストまでよくできていて無駄がなく、完成度の高い作品です。