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第6回ネーム大賞 Eチーム・
テキスト講評発表

Eチームテキスト講評(漫画家・萩尾ノブト 漫画家・吉田貴司)

※1次審査Eチームのテキスト講評を発表します。サムネイルをクリックすると作品ページへ飛びます。
吉田貴司講評アーカイブ動画は→こちら
  • ロイヤルハッピーマーチ

    No.201

    ロイヤルハッピーマーチ 67P

    おのた

    【萩尾ノブト】

    熱い気持ちを素直に漫画にぶつけてて、とても清々しい作品だと思いました。このまま、素直な気持ちで漫画を描き続けてほしいですね。

    【吉田貴司】

    あらすじ 武勇の王ヴォリオルは友人予言の王サリアスの冤罪を晴らすためたびに出て呪いの王を倒す話。
     
    ちょっと話がややこしくなってしまったのかなという印象です。
    主人公ヴォリオルは最初の方に出てきた予言の王サリアスを牢屋から出すために旅だったはずなのにサリアスは最後の方は出てきません。ストーリーは実は呪いの王は優しい少女であったということでヴォリオルと少女の友情(愛情?)物語が語られていきます。
    多分この後半が描きたかったのではないかと思うので、ヴォリオルが旅に出る理由は何でも良かったんじゃないでしょうか。
     
    あとファンタジー作品なのでなるべく早い段階で読者に物語の世界に興味を持ってもらう工夫がいるのではないでしょうか。
    前半部分で主人公ヴォリオルの強さみたいなものをもっとハッタリきかせて読み手の心をつかむ演出があったらよかったなあと思いました。
     
    でも難解なストーリーを丁寧に描ききっているので、その点は素晴らしいと思いました。

  • アストラルドライヴ

    No.202

    アストラルドライヴ 40P

    星村定之

    【萩尾ノブト】

    ちょっと世界観が特殊で説明が多いのが気になりました。その設定が面白さに直結してるならいいんですが、そうでもないので、読むのが少し大変でしたね。
     

    【吉田貴司】

    あらすじ 2012年12月頃ニューエイジ系の思想母体で囁かれていた人類の上次元シフトが現実となり人類は「半精神体(アストラル)」へと進化し20年が経った。2032年 半精神体に進化した人類の世界の戦争の話
     
    ちょっと何が言いたいのかよくわからなくて、楽しめませんでした。
    設定がわかりにくいです。
    「ニューエイジ系の思想母体で囁かれていた人類の上次元シフトが始まった」ってどういうこと?ってなりました。
    もしそうなのであれば、「そもそも人類は次元に分かれており、それは上次元と中次元と低次元で・・・」というような知識ゼロの人でもわかるような説明が必要なのではないでしょうか。
     
    設定の難解さはまるごと受け入れ読み進めましたが、その設定がうまく生かされているとは思いませんでした。
    普通にマシンガンを撃つ人みたいなのも出てきますが、どういうこと?進化したんじゃないの?と思いました。
    精神体で生きる世界であるのであればどういう奴がその世界では強いのか、現在の世界の価値観とは違う基準みたいなものがあると良かったかもしれません。
     
    なぜボスみたいな奴がいるのか、なぜ主人公が戦っているのか、なんとなく格差がある世界なのかなとは思いましたが、それ以上は伝わりませんでした。
    (ドラゴンボールの人造人間に滅ぼされたトランクスの未来)みたいな世界が描きたいのかなあと思ったりもしました。違っていたらすみません。
     
    メカニックやら格闘アクションシーンなど描きたい設定があるということは素晴らしいことだと思うので、折角描くんだったら自分のことを知らない人にも伝わるように描いた方が、良いと思います。

  • 14 帰郷

    No.203

    14 帰郷 11P

    合間妹子

    【萩尾ノブト】

    なにげない帰郷のお話で、こういうのはわりと嫌いじゃないです。ただ、やっぱりもう少し親子の心情の変化を描いた方がいいと思いました。

    【吉田貴司】

    2014年帰郷した主人公サキとその家族が過ごす大晦日からお正月の日常風景。
     
    とても面白かったです。
    セリフがいちいち気が効いていると思いました。
    漫画のセリフですが説明的なセリフは一切なく、ちゃんと日常にあるようなセリフで漫画の中の世界が生きている感じが伝わってきてすごいと思いました。
    セリフもそうですが火鉢のメダカやポケベル、タタミは手などといった作者の着眼点の面白さが出ていてとても良かったです。
    「火鉢にメダカってなんかいいね」とか「今は逆にいいんだよ」とかいう女いますよね。そういう女、大好きです。
     
    欲を言うなれば、もう少しお話要素というか、「読みごたえ」のようなものが欲しかったです。
    家庭のもっと深い部分やこの家族のちょっとした秘密など、「読み手の心に絶対ひかかる何か」があればいいなあと思いました。
    今のままでも面白いですが、もっともっと貪欲に面白さを求めていってほしいです。

  • 行け!ヒーローV!!

    No.204

    行け!ヒーローV!! 19P

    たにやん

    【萩尾ノブト】

    オチに繋げるための前フリが足りてないんで、まとまりがない印象でした。あと、正義より愛より金というメッセージを伝えたいなら、もっとそれが魅力的に伝わるように描いてほしいですね。

    【吉田貴司】

    あらすじ 怪獣が街を荒らしている!助けてヒーローV! っていわれても俺戦隊ものの方のヒーローだから無理なんだよね。
     
    主人公は戦隊モノのヒーローで怪人は倒せるけど怪獣は絶対無理っていう設定がありそうなのに今まで読んだことないのでとても面白かったです。
    (それとも僕が知らないだけであるのでしょうか。)
    ただ最初の4Pぐらいまでがピークでした。もっとこの設定でぐいぐい押してほしかった。行け!とテンションが高い博士と絶対無理っていう現実的な主人公と迫りくる絶対無理な敵っていうシチュエーションはなんだか面白そうです。
    オチはイマイチハマってなかったと思います。

  • 世界の片隅クエスト

    No.205

    世界の片隅クエスト 48P

    慎太郎

    【萩尾ノブト】

    ずっと同じペースで話が進んでて、盛り上がる場所がないので、もう少し読者に読ませることを意識するといいでしょう。あとページ数が多いので、まとめることも必要ですね。

    【吉田貴司】

    カゲの薄い第3皇子が仕方なくドラゴンを倒しに行く話。
     
    長いと思います。特に明確な目標も提示されずにコメディタッチで会話が続くので、話がどこに向っているかわからず、とても長く感じてしまいました。このようなほんわかムードでパロディギャグを織り交ぜるなら10Pぐらいでさらっと終わった方が良いのではないでしょうか。
     
    でも「千の風になって」の歌のところはちょっと面白かったです。

  • ぼくの好きな先生

    No.206

    ぼくの好きな先生 R18 48P 

    長月いずみ

    【萩尾ノブト】

    先生が綺麗事を言うんですが、ただのお客なんですよね。もっと2人の信頼関係が高まってお互いに求め合う展開の方がいいのかなと思いました。

    【吉田貴司】

    あらすじ 医者である主人公が愛したのは死んだ妻によく似た銀髪をもつ少年だった。先生と少年レヴィの禁断の愛。
     
    とても面白かったです。
    普段ぼくはBL漫画を読むことはありませんが、そんな人でも面白く読める作品だと思います。
    いつもはおとなしく弱気なレヴィですが、仕事である売春に関しては割り切っていて妙に職人気質なところのギャップが効いていてとても良かったです。
    いい絵が入ってほしいなあと思うネームでした。

  • ケバブの女

    No.207

    ケバブの女 24P

    ヤマモトヨウコ

    【萩尾ノブト】

    主人公の心情の変化が描かれているし、ページ数もまとまってて、とても完成度が高いと思いました。ケバブがほとんど絡んでないので、作中でもっと絡ませるか、タイトルを変えるかした方がいいかもしれません。

    【吉田貴司】

    30歳彼氏の外国人とは不倫中。大晦日行き場のない私の叫び。
     
    面白かったです。
    11P12Pの一人膝をぶつけて孤独を感じるという演出はお見事でした。
    しかしお話としては彼女が変わったキッカケがちょっと弱いかなと思います。
    このあとまたあの外国人の不倫相手のところに戻るんじゃないかと思ってしまいました。
    クライマックスの眼鏡を投げる演出は素晴らしいですが、なにか読み手にも伝わるような、がつんとした変化のエピソードがあれば良かったと思います。
    あるいは最後の叫びが主人公の変化であるならば、それに対して世の中はパチパチパチと拍手して迎えいれてはいけないような気がします。
    (読んでいてそこでちょっとひいてしまいました。)
    もし現実に神社で大声だしたとしたら、もっと冷遇されると思います。
     
    漫画のレベル自体はとても高いと思いました。

  • そうまとう

    No.208

    そうまとう 8P

    ジョン漫画郎

    【萩尾ノブト】

    死ぬ寸前の走馬灯の世界を描いてるのが面白かったですね。ただ主人公が自殺に至る経緯が描かれてないんで、最後もそりゃあ死にたくないだろうなとなってしまいます。なので、その経緯を簡潔にでも描くといいかもしれません。
     

    【吉田貴司】

    ある自殺志願者がビルから飛び降りた瞬間にみたそうまとうの話
     
    8Pのショート漫画です。
    最初3P目ぐらいまでは顔も出てこないキャラクターが淡々とビルを飛び降りるシーンが続き、正直「つまんなそう」と思いました。
    しかしオリジナルのアイデアの詰まった4P〜7Pはとてもおもしろかったです。とてもよい方向に裏切られました。
    オチはなんか他にも面白いオチがあるんじゃないかと思いました。
    そうまとうのシステムが「数あるタンスの中から答えを探す」というところがとてもおもしろかったのでそのアイデアを100%うまく活かしきれた漫画なのかというと、ちょっと疑問です。
    もっと面白くできたんじゃないかともったいない気もしました。

  • ビート

    No.209

    ビート 28P

    金太

    【萩尾ノブト】

    絵も話もしっかりしてるし、ページ数も丁度いいので、完成度が高いですね。取り扱う事件次第ではもっと面白くできそうな設定で、とてもいいと思いました。

    【吉田貴司】

    あらすじ 元ヤクザで今は何でも屋をやってる通称ビート。
    今日もやばい仕事を任される。
     
    楽しく読めました。
    でも全体的に内容が薄い印象を受けました。
    木崎が中村を殺した理由も「ホントは騙していたのではないとわかっていたなら殺すか?」と疑問が残りました。
    しかも木崎は原島の奥さんまで車で引いている。
    木崎の行動と動機のバランスが悪いのではないかと思いました。
    強盗しているシーンに木崎がいないのも謎でした。
     
    主人公もいい味っぽいのは出てるのですが、ありがちなキャラクターの枠を出ていない印象でやや物足りなかったです。

  • バイオニックランナー 1話 2話

    No.210

    バイオニックランナー 1話 2話 67P

    ビンゴ本郷

    【萩尾ノブト】

    これは完成原稿なんでしょうか。とりあえず結末まで描かれてないので、判断のしようがありませんね。ただ、スポーツの矛盾に言及してるところは面白かったです。

    【吉田貴司】

    時は2020年東京オリンピック。1位になったオメガはドーピングで失格となった。そこにマッドサイエンティストが現れ、ドーピング容認、現代科学を駆使したの正しいオリンピックを提案する。コミポ作品。
     
    とてもおもしろかったです。コミポの絵は正直苦手ですが、ネーム大賞ということで、絵にはこだわらず読みました。ストーリーも破綻なく語られて、面白かったです。体操選手イリアのコンタクトレンズのあたりははったりが効いていて笑ってしまいました。バイアム側のいい分にもなんか納得させられてしましました。マッドサイエンティストのキャラが強くて、主人公の影が薄い感じがするので、前半の構成で主人公を印象づける工夫があればいいのかなあと思いました。

  • アユちゃんの浮気?!

    No.211

    アユちゃんの浮気?! 15P

    石橋れんげ

    【萩尾ノブト】

    浮気と思っていたのは実は誤解でお互いに嫉妬してたって話は悪くないんですが、あまりにも男の嫉妬が幼稚なんで気持ち悪いと思いました。

    【吉田貴司】

    あらすじ 結婚2年目新婚ラブラブの僕の妻は魅惑のフィギュアスケーター。かわいい僕のアユちゃんに近づくあの外人。許せん。
     
    面白かったです。
    前半の妻がフィギュアスケーターである男の生活感があまり感じられないのと、全体的に定型的な演出なので、面白かったけど、さらっとしすぎていると思います。
    もっと生活感を持たせて、外人のフィギュアスケーターももっとぐいぐいアユちゃんにアプローチをかけて、主人公をドキドキさせれば、読者の心に揺さぶりをかけることが出来るのではないでしょうか。
    オチはもっとひねって欲しかったです。フィギュアだけに。。。

  • ひらひら

    No.212

    ひらひら 34P

    みじんこ王国

    【萩尾ノブト】

    主人公の心情の変化を描いているのはいいんですが、個人的には主人公に感情移入ができず、嫌いなタイプだなと思ってしまいました。

    【吉田貴司】

    すごく面白かったです。
    欲を言えば主人公のウジウジしたモノローグが続くのでちょっと長く感じました。もう少しだけ短くてもいいかなと思いました。
    27pまでのカオリの言動にイライラしました。読者は「カオリが変わる瞬間がみたい」と思い、それに成功していると思います。
    川辺に桜の花びらが流されて溜まっている演出も良かったです。
    ですので、読者が気持ちよくなる「カオリが変わる瞬間」である32p目はもっと大きいコマでドーンとやっても良かったと思います。
    読者に与えたストレスとその解放のバランスがちょっと悪いような気がしました。

  • マイルス

    No.213

    マイルス 24P

    山崎高生

    【萩尾ノブト】

    主人公はあれだけマイルスと一緒にいてジャズの魅力に気付けたはずなのに、友人のせいとは言えマイルスを通報して、あっさりカントリーに鞍替えするのが残念でした。

    【吉田貴司】

    あらすじ アイドル好きをバカにされた俺はジャズを聞き始めた。買ったCD50枚。でも全然良さがわからない。そんな俺の前に現れたのは、そう、死んだはずのあの男、マイルス。
     
    めちゃくちゃ面白かったです。
    淡々としながらも読ませるネームでした。
    マイルス(が乗り移った男の)のケープタウンの話もすごく良かった。
    欲を言えばオチは今イチでした。
    マイルスとのすてきな別れを期待しました。

  • 通勤快速6分

    No.214

    通勤快速6分 15P

    サカ=エモン

    【萩尾ノブト】

    あまりにも荒唐無稽な内容なんで、幼年誌っぽいのかなと思いました。この辺は僕は面白さがわからないんで評価が難しいですね。

    【吉田貴司】

    あらすじ いつもの通勤快速60分。発泡酒を買って盛り上がろうと思ったのに、乗った車両はなんと筋トレ車両。
     
    面白かったです。
    ただ演出面に物足りなさを感じました。
    電車の床がなくなり、つり革をぶら下がるあたりは良かったのですが、サーフィンあたりからネタをつめすぎたのか、実際に筋トレメニューをこなすシーンの絵がないので、(特にフロリダmaxのところ)もったいないと思いました。
    描き飛ばすのではなく、ネタを選抜して、小さいネタから大きいネタへとグラデーションをつけるともっと読みやすくなるのではないでしょうか。
    あと8P目の8コマ目と9コマ目は逆の方がいいと思います。
    ネタのアイデアはとても面白かったです。

  • 一等星になれなかった僕(達)

    No.215

    一等星になれなかった僕(達) 16P

    ニイレケンタ

    【萩尾ノブト】

    壺を叩き割るシーンは痛快なんですが、男が今も反省せずに変態のままなんで、台無しな感じがしました。

    【吉田貴司】

    あらすじ 学生時代暑すぎる夏の日。犯してしまった僕の罪。
     
    面白くなりそうなのにもったいないなと思いました。
    かささぎさんから数年後に偶然電話がかかってきたのに、主人公がもう謝る心の準備となぜかお金の準備までできているところがひっかかりました。
    何かかささぎさんが主人公を選んだ動機が描かれていたり、要所要所のつじつまを合わせないと読者を納得させられないと思います。
     
    いきなり壷がでてきて読み味が変わる感じや夏の蝉、壷を割る演出はとても好みでした。
    画面一つで漫画の中の空気に読者を引き込む力がある方だと思いました。
    辻褄を合わせるよりも絵とか雰囲気で持ってく方なのかもしれません。
    でもなんでお金持ってたのか気になる。

  • 恋

    No.216

    恋 106P

    小林光昭

    【萩尾ノブト】

    ちょっと無駄なシーンが多くて長く感じたので、もっと面白い部分を抜き出して密度を高めて見せる努力をした方がいいと思いました。

    【吉田貴司】

    あらすじ 赤い髪と蒼い瞳、転校をを繰り返す狼に育てられた少女 恋(れん)の初めての恋(こい)。
     
    どこをどう見せたいのかわからない作品でした。
    先ず主人公恋(れん)の視点で物語が始まりますが、話が包むにつれ、恋(れん)は自分が誰なのかわかっていないことが明らかになります。
    読んでいて、読者はだいたいこの子が狼に育てられたんだろうなってことはわかっているのですが、日常生活の中でそれらしい描写はなく、気持ちが高ぶった時に狼の遠吠えが聞こえるのみです。
    話がどこに向っているか示されていないので、読者としては何がいいたんだ???となってしまうと思います。
    日常生活には支障がないのに、ときめくと狼になるという設定では狼の「ウウウウウ…」のところは壮大なギャグに映ってしまうと思います。狼要素が集中し過ぎだろというか…そのような読まれ方は多分作者としては意図していないことなのではないでしょうか。
    何故マサトがそれほど恋(れん)に惹かれたのかもわかりませんでした。
    狼に育てられた少女という特異な主人公を描きたいのであれば、日常生活でもその要素を取り入れるべきだと思います。
    普通の恋愛を描きたいのであれば、狼に育てられたというのはちょっとマイノリティの種類が特殊すぎて浮いてしまうと思います。
    狼要素をオチに持っていきたいのであれば、今のままでは前半でバレバレですので、徹底的に隠すべきだと思います。
    先ず何を描きたいのか絞る必要があるのかも知れません。
    読者に対してこの人はこういう人なんですよ。だからこういうことするんですよ。その人がこういうことが起こるとこうなってしまうんですよ。と順序だてて説明するよう心がけてみてはいかがでしょうか。

  • フライドポテトなおとうさん

    No.217

    フライドポテトなおとうさん 8P

    七瀬椋

    【萩尾ノブト】

    唐突にお父さんの霊魂が話したり、主人公の感情にまとまりがないのが気になりました。フライドポテトの形をしたアレとか、お父さんはかなり特殊な形状っぽいですね。

    【吉田貴司】

    あらすじ 借金を苦に私を置いて死んでしまったおとうさん。フライドポテトになって戻ってきた。
     
    結構面白かったです。
    主人公の結構たくましい感じが笑ってしまいました。
    ただおとうさんは幻だったのかフライドポテトに憑依していたのか、わかりにくく、気になりました。
    (多分幻(というか彼女の妄想)ってことですよね?)
    フライドポテトがおとうさんのアレに似てるというのもわかりにくいと思います。(アレって死体のことでしょうか?)
    死体に似てるフライドポテトをパンに塗って、育て親に食べさせるというのはなかなか陰湿でブラックなのですが、もうちょっとかわいげを持たせるか、もしくは母親からそれぐらいされても仕方がない程、ひどいことをされている描写がないとなんだか読後感がもやっとしてしまいました。
    場面を切り取ったショート漫画ではなくもう少し長いページできちんとしたお話として読んでみたいと思いました。

  • ハイパーニートウォーカー岳

    No.218

    ハイパーニートウォーカー岳 16P

    定岡茂樹

    【萩尾ノブト】

    ニートと会社員のギャップを描くのはいいんですが、会社が特殊すぎるんせいでまとまりを欠いてる気がします。オチも弱いですね。

    【吉田貴司】

    あらすじ 社員に残業させることを屁とも思わないブラック企業の社長VSハイパーニート岳
     
    設定は面白そうだなと思いました。でもあまり面白くありませんでした。
    先ずハイパーニート岳は自分から入社することになりますが、「なぜこいつが入社できたの?」と序盤からいきなり引っかかってしまい、「まあ漫画だからいいか」とこの作品との間に距離が生まれてしまいました。
    これは損だと思います。
    ここは死にそうな社員が社長を倒すため人事部に手を回し、ハイパーニートを連れてくるとした方が読み手はすんなり受け入れられるのではないでしょうか。
    主人公の岳はニートということなのですが、
    4Pの2コマ目など肝心のニートの働きぶりを字で説明してしまっているので、もったいないと思います。
    「指示待ちスタイルの働きっぷり」を絵で表現しなければいけないのではないでしょうか。
    4P3コマ目のWebサーフィンしてただけもコマを使って何もしないところを絵で描くべきだと思います。社長との対決もややピントがずれていると思います。
    社長の無茶な仕事の依頼をニートっぽい返し方で返そうとしているのはわかるのですが、「年金でピンサロ」では「働かない」ということではなく「人としてひどい」ということになってイマイチしっくり笑えませんでした。
     
    「関係〜ないから〜関係ないから〜」はちょっと面白かったです。

  • 落陽のシャイニード

    No.219

    落陽のシャイニード 27P

    停電

    【萩尾ノブト】

    僕の読解力が足りないせいか、オチがよくわかりませんでした。コマ割りはスピード感があってかなり読みやすいんで、そこはとてもいいと思いました。

    【吉田貴司】

    あらすじ 20XX年怪物の登場により人類は危機に瀕していた。立ち上がった数人の科学者により人類はその力を手にした。その名はシャイニード。
     
    よくわかりませんでした。
    怪物が宇宙から現れて人類の中でシャイニードに適合する人がそれと戦う。ということしか描かれていないと思います。
    まだあらすじ段階なのではないでしょうか。

  • わたしのまじめ

    No.220

    わたしのまじめ 12P

    おのた

    【萩尾ノブト】

    主人公の心情の変化を描いてるのはいいんですが、変化のきっかけがやや弱いですね。絵は魅力的なんで、ドラマの完成度を高めていくといいと思います。

    【吉田貴司】

    あらすじ わたしはまじめな人間だ。彼ら、彼女らよりも価値のある人間だ。
    そう思っていたけれど。
     
    とてもおもしろかったです。
    前半主人公のモノローグですが共感しました。自分もこういうこと思っていたかもと思いました。ちゃんとそれを「先輩なのにグランドにトンボをかけている」というエピソードで分かりやすく端的に表現出来ていると思います。
    ただ物語としては少々こじんまりしている印象をうけました。
    おじいさんを助けた後輩ともっと接触したり、主人公が自分の思考の中だけで完結するのではなく、なにか自分から他者にアクションをおこして、その後、内的変化があったらもっと良かったと思います。
    オチもすこし優等生すぎると思いました。
    でもこのまじめな女の子はキャラが立っていてよかったと思います。
    彼女がまじめに生活しながらもいろんなところで揺さぶられるところがみたいなと思いました。

  • ねこらき

    No.221

    ねこらき 36P

    星村定之

    【萩尾ノブト】

    やる気のない主人公のはずなのに、ツッコミはコテコテに元気だったり、すごい怒ったりするんで、キャラクターに統一感がないように感じました。

    【吉田貴司】

    あんまりおもしろくなかったです。
    一番気になるのはなぜ博士が自分の娘と他人である主人公の猫を培養合成なんて気持ち悪い真似をして、わざわざ主人公の家まで届けにきたのかということでした。「当選してよかったのお」というセリフがチラッとでてきますが、そこはギャグで流してしまってはいけないところだと思います。
    逆に精神の記憶と肉体の記憶の件は妙な説得力があり、コメディ要素を入れるところのバランスが良くないため、「これは本当の話として読ませないのか?ギャグとして読ませないのか」というのがわからず読みにくかったです。
    博士が合成培養した理由が特に無いためストーリーとしてもあまり猫は活躍しないし、一貫性がないと思います。
    急に殺し屋みたいなのが現れて、ドタバタして終わったというのが正直な感想です。コメディタッチのちょっといい話を描きたかったのではないかと想像するのですが、まず話をちゃんと組み立ててからギャグを差し込んでいかなかいと、ギャグがストーリーに食い込んでるので、そこはぶれちゃダメだろうと思いました。
    あと外人設定にした意味もよくわかりませんでした。

  • くされ世界の鍛冶商人

    No.222

    くされ世界の鍛冶商人 53P

    九頭龍仁

    【萩尾ノブト】

    実は勇者が悪者だったっていうのは面白いと思うんですが、ちょっとゴチャゴチャしてて読みにくかったです。もうちょっと短く読みやすくまとめた方がいいと思います。

    【吉田貴司】

    あらすじ ここはよくある剣と魔法の世界。魔王が支配を強める中、選ばれし勇者たちが手を取り合い旅立っていく。それにイラつく女がひとり。
    女鍛冶商人の少年漫画。
     
    1P「ここはよくある剣と魔法の世界」という入りはいくらなんでも不親切なのではないでしょうか。ゲームなどよくやる人ならすんなり受け入れられるのかもしれませんが、ちょっと説明が雑だとおもいます。
    「ここはよくある剣と魔法の世界」というのは、モノローグですが作者のセリフという感じがモロですので、ファンタジー漫画なのに入り口で早くも躓いてしましました。
    物語はちょっと字が読めないところもありましたが、概ね理解出来ました。
    世界を救うはずの勇者が実は魔王とつながっている悪者だという設定はとてもおもしろかったです。
    主人公の女鍛冶商人のキャラも立っている感じがします。
    序盤にちゃんと少年漫画のセオリーのような、例えば街でいじめられている少年といったような「視点」のキャラを用意してあげて、話も丁寧に見せていくともっとよい少年漫画の一話目になりそうな気がしました。

  • ネットの怪人

    No.223

    ネットの怪人 19P

    青色ねおん

    【萩尾ノブト】

    主人公が配信側に回ろうとする心境の変化が描かれてなく、無駄にニコ生のシーンが長いので、とても薄っぺらく感じました。個人で放送できることの魅力を、物語を通じて読者に伝える努力をしてほしいですね。

    【吉田貴司】

    あらすじ 今夜もネットには生放送があふれている。ネット配信放送にハマった主人公の体験記。
     
    まさかウナちゃんマンが出てくる漫画に出会えるとは思いませんでした。
    ニコ生にハマって、ついには配信者になるというテーマはものすごくいいと思います。今っぽさもでるし、絶対これでいいの描けそうと思うテーマです。
    しかし作品上では生放送の説明を前半にたくさん入れているため、肝心の主人公が配信者になった時の体験があまり語られていませんでした。
    僕はそちらの方が読みたいと思いました。
    説明をもう少し短くして、初めて配信したときのドキドキや、戸惑い、などを描いて欲しかったなあと思います。
    配信番組の面白さを上手に伝えることができているので、出来るのではないかなあと思うのですが、どうでしょう。
    感想漫画というかニコ生レビュー漫画になっているので、エッセイ漫画、あるいはドキュメント漫画のような形で「作品」に昇華してほしいと思いました。

  • ブラックホール

    No.224

    ブラックホール 15P

    桐山じゃろ

    【萩尾ノブト】

    この子はもっと早い段階で一人暮らしをやめて実家に帰ればいいのに、と思いました。

    【吉田貴司】

     あらすじ ある日私の家の押入れに住み込んだブラックホール。ブラックホールはいろんなものを飲み込んでいく。
     
    とてもおもしろかったです。
    押入れにブラックホールが住み着くという突拍子もない話ですが、なぜだかリアリティをもって読むことができました。
    淡々としながらも「ゴミに価値が出る」など話に起伏がちゃんとあってすごく読みやすかったです。
    オチは悲しすぎました。
    「主人公いろいろ受け入れすぎやろー」と思いますが、そんな主人公だからこそブラックホールがあってもあんなに淡々としてたのかなあということも思わなくもなかったです。
    余談ですが、審査の時に萩尾さんは「この子は実家に帰りなさい」と言っていてそれがおもしろかったです。

  • 彩香ちゃん

    No.225

    彩香ちゃん 16P

    タナカカズム

    【萩尾ノブト】

    淡々と会話してるだけのシーンが長いので、もう少し会話の要点をしぼって短くした方がいいでしょう。男は、彩香ちゃんは見た目で判断しないけど、お姉さんは見た目で判断する女だと思ってるんですかね。
    途中のサイレントで進行する心を通わせるシーンも構図がごちゃごちゃしていて何が起こっているのかよくわからなかった。

    【吉田貴司】

    1回読んだだけでは全く内容が理解できませんでした。
    3回読みましたが多分こういうことだろうなというところまでしかわかりませんでした。
    あらすじとしましてはお姉さんに恋をしている男の子が主人公で、彩香という女の子がそれを手伝っているということだと思います。
    姉さんと彩香の描き分けができていないのでなんのことを言っているのかわかりませんでした。まずお姉さんを好きな主人公をちゃんと描かないといけないのではないでしょうか。

  • ブタさんと女の子

    No.226

    ブタさんと女の子 21P

    るか

    【萩尾ノブト】

    ブタさんが女の子を傍観してるだけで、登場人物の感情が乏しすぎるのもあって、4コマ漫画とはいえ物足りなく感じました。

    【吉田貴司】

    3歳の女の子がもっているぶたのぬいぐるみの女の子観察4コマ
     
    かわいかったですが、とくにオチのない4コママンガがつづくので、読んでいて少々退屈になりました。
    もっと独特な3歳時の可愛さみたいなものを表現して欲しかったです。
    あと折角ハロウィンとかクリスマスとかバレンタインとか時節のネタがあるのだったら1年の順番通りにならべたらいいのになあと思いました。

  • 8Pマンガ:お題「ホラー・裏切り」

    No.227

    8Pマンガ:お題「ホラー・裏切り」 8P

    太田今

    【萩尾ノブト】

    意外なオチのショートショートなのは面白いんですが、場所が学食っぽいのが違和感がありましたね。もっと閉鎖されたホームパーティとかにすればよかったと思います。

    【吉田貴司】

    ホラーをテーマにした8Pショート
     
    とてもこわかったです。
    オチも予想を裏切っていたのですが、ちょっと辻褄が合わなすぎではないでしょうか。
    なんで最後みんなで人を食べているのでしょうか。
    そういう伏線が前半にあったのでしょうか、わかりませんでした。
    そこがうまくつながればとてもこわい漫画として成立するかもしれません。
    前半の会話は自然で良かったです。

  • じじいとトレモロ

    No.228

    じじいとトレモロ 24P

    たにやん

    【萩尾ノブト】

    ファンキーなおじいちゃんとおとなしい少年のキャラクターの組み合わせは面白いと思いました。ただ動物園の話の方は、似たエピソードを繰り返してるだけで単調なんで、そこはもう少し工夫した方がいいと思います。

    【吉田貴司】

     あらすじ よぼよぼなのにどこでもいっちゃうおじいちゃんに今日もトモロは振り回される。
     
    タイトルから頑固なおじいちゃんがのこした形見のギターを、夕日をバックにつま弾くような漫画かとかってに想像したのですが、全然ちがいました。
    そんな勝手な予想は裏切られましたが、漫画はものすごく面白かったです。
    ギャグも落下でしつこく押してくるので笑ってしまいました。
    平成のいじわるじいさんとしてもっと数を見てみたいと思いました。
    細かいところですが、1話めのおじいちゃんがゴリラに向かって大声をだすところはもっと大きいコマでもいいと思いました。
    作品全体に奇妙な空気感もありもっともっと自分の世界を深めていって面白いものを見せてほしいなあと思いました。
    あと気になったのは1話めと2話めのストーリーがかなり似通っているので最後のキーホルダーのところとかは変えたほうがいいのではないかと思いました。
    冒頭の連れ出すところは一緒の感じでいいと思うんですけど。
    でもまあ細かいことは気にせず頑張って下さい。
    とてもおもしろかったです。

  • R.I.P.

    No.229

    R.I.P. 24P

    山崎高生

    【萩尾ノブト】

    いやー、死ぬことが唯一の救いなのかと思えるほど救いがないですね。個人的には生きることに前向きな話の方が好きです。

    【吉田貴司】

    あらすじ 自殺したねくらの闇松くん。死神のすすめで、なんにもいいことがなかった短い生涯を振り返る。
     
    ラストはちょっと「ええ〜」と思いました。救いのなさすぎるストーリーですがなぜだかなにか残る物がありました。
    読んでいる最中、何か闇松くんを肯定するようなことが出てくるのかと思ってて、お話の進め方もそういうふうにしているので、救いを求めて読み進めるのですが、最後までそれがないのです。
    黒、黒、黒、黒、黒、黒と続いていつ白が出るのかなーと思ってたら、最後まで黒みたいな。でもそれほど不快ではないのが不思議でした。
    何かこの物語には他に意味があるような勘ぐりたくなるような作品でした。
    葬式のシーンも妙に会話がリアルでよかったです。
    読む人によって評価が分かれそうですが、個人的にはすごく好きな作品でした。

  • BLOODHEAT

    No.230

    BLOODHEAT 26P

    RENYA

    【萩尾ノブト】

    本当の意味でのなんでもありの格闘モノを描きたいのは伝わりましたが、ちょっと世界観が特殊すぎるのが馴染めなかったり、キャラクターの魅力が乏しく感じました。もう少し誰もが応援したくなる主人公の方が好ましいですね。

    【吉田貴司】

    あらすじ 暴力だけが生き甲斐の不良高校生竜本は月神学園の教師夜桜アカネにスカウトされる。それは高校で極秘裏に行われている格闘大会への招待状だった。
     
    ストーリーが都合よく運びすぎていて、退屈に感じました。
    何故竜本はスカウトをあんなにすんなり受けたのでしょうか。
    「暴力(チカラ)が欲しい」という動機は一応用意されていますが、それにしても夜、突然であった「バトルに参加せよ」と言い出す女にすんなりついていくとは思えませんでした。
    そして折角高校生が深夜の格闘をして学校がビジネスをしているというのは設定として面白いのに、その良さが活かされていないように思います。
    もっと会場のしくみや、選手の選び方など、学校は世間にバレないように色々しなければならないと思います。そういったところからこの設定もリアリティが出てくるのではないでしょうか。
    あと格闘シーンがどちらがどちらかわからなくなりました。
    格闘漫画は左右結構入れ替わったり組んだりするのでキャラの描き分けは重要だと思います。
    格闘アクションが描きたいという気持ちは伝わりました。

  • ミライメガネ

    No.231

    ミライメガネ 32P

    真木野葉月

    【萩尾ノブト】

    しっかりしたネームだと思いました。ただ淡々と物語が進むだけで演出が弱いので、盛り上がりに欠けるのが残念です。犯人との因果関係もないし、個人的には雪村さんが犯人の方が意外性が出せて面白いかなと思いました。

    【吉田貴司】

    あらすじ 30分だけ未来が見えるメガネのはなし。

    ちょっと面白かったです。
    最初いきなり30分だけ未来が見えるメガネの話と書いてあるので、正直よくある設定で、あんまり面白くなさそうだなと思ったのですが(すみません)読み進めると意外と引き込まれてしまいました。
    主人公の推理がスリリングに描けていたと思います。
    だた、主人公にメガネを渡した謎の男が謎のまま終わっているので気になりました。そこをなんとかした方がより話に深みが出るのではないでしょうか。
    あとイベントの始まる10Pまでちょっと退屈ですので、序盤でぐっとつかむ演出があればいいなあと思いました。

  • 独り言

    No.232

    独り言 16P

    kmrno

    【萩尾ノブト】

    サスペンス調でどんな話なのかと思ったら、オチがバカバカしくて面白かったです。絵もしっかりしてていいですね。宴の日に奥さんがなんで家を空けてるのかがわからなかったんで、そこだけ簡潔に説明があると尚いいと思いました。

    【吉田貴司】

    あらすじ 主人公洋子は夫と子どもと義母の4人暮らし、認知症の義母は最近独り言が増えてきた。洋子はその独り言が気になってしまい…

    オチが全く読めませんでした。
    すごくエッジが聞いているというか、そんなバカなって思いましたが、前半とのギャップで笑ってしまいました。僕は好きですが、評価は分かれそうな気がします。前半おばあちゃんの台詞をもう少し減らして、コマ割りを読みやすくして、もっと意味深で不気味な感じにするともっと良くなるのではないでしょうか。

  • 恐竜が見た夢

    No.233

    恐竜が見た夢 26P

    北誠

    【萩尾ノブト】

    作者は親が離婚してるんだろうなと思いました。ちょっと主観が強過ぎるんで、真逆な幸せな家庭とかの別の設定で、自分の伝えたいメッセージを乗せた方がいいと思います。

    【吉田貴司】

    あらすじ いつも同じ夢を見る。恐竜に襲われている夢。あの夢は一体なんなんだ。

    所々わかりにくいところがありましたが、とても面白かったです。恐竜が暴れ回る見開きは素晴らしかったです。
    わかりにくかったところは離婚しているのはわかったのですが、母親と二人で住んでいるというのがわかりにくかったです。恐竜図鑑は父親がくれたもので、その父親がいなくなるというのはストーリーに直結している大事なところなので、父親が去っていくシーンや父親から図鑑をもらうシーンなどを入れて印象づけた方がいいと思います。
    あと小学生の時に離婚して、今は高校生か中学生だと思うのですが、何故いま恐竜の夢を見始めたのかというのがわかりにくかったです。
    多分好きな人が出来たというのがその理由だと思うのですが、そこをもう少しわかりやすくした方がいいと思います。
    あと母親がうなされている主人公をみて涙を流しますが、これも少し唐突すぎだと感じました。内容は面白いので手直ししたものを見てみたいと思いました。

  • アポロ荘の宇宙人

    No.234

    アポロ荘の宇宙人 47P

    空生直

    【萩尾ノブト】

    漫画っぽくはなってるんですが、個人的にはあまり面白くなかったです。コメディも恋愛も中途半端にしか描けてないんで、どちらかにしぼった方がいいかもしれません。

    【吉田貴司】

    あらすじ ぼろアパートに住んでいる俺はしがないエイリアンだ。
    地球でバイトして情報を自分の星に送らないと、そこで正社員になれない。
    がんばるぞ。

    面白かったです。絵がとても上手でプロの方なのかなと思いました。
    ただちょっとページが長いと思います。
    30P以降のネズミの宇宙人から先が少し退屈に感じました。
    主人公の目的が正社員になることなのに、いつの間にか異星人は仲良くしていこうというオチに向っているのでそう思ったのかも知れません。
    1話の中に話が二つ入っているような気がします。
    彼女と仲直りまでが1話で、ネズミはもうひとつ別の話の方がいいのではないかと思いました。

  • ゴッホのように散るだけだ

    No.235

    ゴッホのように散るだけだ 29P

    チョビベリー

    【萩尾ノブト】

    なかなか面白い設定でした。ただ、死にたくないと考えるのが普通なんで、今まで誰も学校をドロップアウトしてないというのが違和感がありました。そこを納得できるように一工夫できれば、更によくなると思います。

    【吉田貴司】

    あらすじ ヴィンセント美術高校。この高校の卒業制作は全て国宝になる。なぜなら卒業と同時に生徒は全員死ぬことになるから。無名のまま長生きするか、有名になって早死するか。あなたはどっちを選びますか。

    そんなアホなという設定でしたが、読み終わると面白かったです。
    ラストのページとかドキッとしました。
    しかしかなり疑問がたくさん残ります。

    ・ なぜ生徒はみんな普通の美大生のようなテンションなのか。
    ・ 主人公の親もあんな感じで送り出さないだろう。
    ・ 卒業生の作品全部国宝になったら国宝がガラクタだらけになってしまうのではないか。(死を引き換えにしたら全て名作というわけではないと思う。)
    ・    卒業して死んだら多額の奨学金が入るというけど、それはどこから支払われているのか?(国から?税金?)なんのため?

    と、今のままではかなりこの物語に読者を入り込ませるには色々問題がありそうです。この設定はまあ現実にはないんだけど、色々設定を練ることで、読者に「もしかしたらあるかも」「あったらどうしよう」とおもわせないといけないと思います。
    色々問題があるにもかかわらず面白いと思えたのはやはり「無名のまま生きるか、死んで有名になるか」というテーマがすごく強いからだと思います。
    誰もが一度は考えることなのではないでしょうか。
    しかしこのテーマはテーマとして表に出さず、ストーリーをきちんと組み立ててお話にできたらひょっとしたら名作になるかもしれない、と思いました。

  • IVY-アイビー-

    No.236

    IVY-アイビー- 25P

    宮本幸

    【萩尾ノブト】

    すごく面白そうな作品なんですが、ネームがわかりにくかったのが残念です。もう少し噛み砕いて読者にわかりやすく伝えるようにできれば、かなり良くなると思います。

    【吉田貴司】

    あらすじ 村の外れの教会で暮らす神父とシスターと孤児たち。しかし神父は夜な夜な少年たちをはべらせていた。それを知ったシスターは怒り狂い・・・

    お話がうまくつながっていないと思います。ラストも1回読んだだけでは理解できませんでした。アイビーという少年といつも一緒にいた少女が悪魔だったというオチなのですが、それが物語と今ひとつつながっていないため、読んだあと「ふーん」となりました。
    エロ神父やいかれたシスターはあの悪魔のしわざということでしょうか?もしそうだとしたら伝わりませんでした。
    まず教会に何人くらい子供がいるのかわかりませんでした。神父はたくさん少年をはべらせていましたが、たくさん子供がいるなら誰かが告発すると思うし、出来ないのであれば出来ない理由があると思います。読んでいて頭に?ばかり浮かんでしまい、設定だけ並べられているような印象を受けました。こうなったらこうなる、じゃあこうなったらこうなるよね、というようなお話につながりが欲しかったです。

  • コイアジ

    No.237

    コイアジ 32P

    にしはらまもる

    【萩尾ノブト】

    漫画っぽくはなってるんですが、ドラマが弱いのが残念ですね。男のいいところが全くないんで、別れて正解としか思えません。最後主人公の心情が変化してるのはいい部分なんで、そこにいくまでの過程をもう少し掘り下げるといいと思います。

    【吉田貴司】

    あらすじ わたしは幸せだ。大好きな恋人コウジがいる。味付けもコウジが好きな味に。帰りが遅くても気にしない。浮気しても気にしない。尽くす女。

    かなりうっとおしい女がうまくかけていると思いました。
    浮気発見してもあんな態度取られたら怖いですね。
    ラストがどうなるのかなーと思ったんですが、特に何も起こらず、高層ビルの夜景を眺めて終わりだったので期待外れでした。
    彼女が何も変化せず「明日も頑張ろう」的に終わるのであれば、32Pは長すぎると思います。
    32P読むとやはり何かオチのようなものを期待してしまいます。僕は「作者は何を言いたかったのか」というのを期待しました。大好きなコウジに「気持ち悪い」まで言われたら、さすがにこの主人公も何らかの考えを持つのではないでしょうか。
    いや、でもそういう人なのかな。そういう人がふとした時のどんな表情をするのか見てみたいです。

  • フルカウント

    No.238

    フルカウント 65P

    小野パカ

    【萩尾ノブト】

    かなりレベルが高いと思いました。漫画家になるのに必要な能力は備わってると思うんで、あとは形にするだけでしょう。

    【吉田貴司】

    あらすじ キャッチャーは野球の心臓。それを操る奇術師神田元気。

    少年漫画の一話目という感じでした。
    長いページでしたがとても読みやすく面白かったです。
    ただ肝心の神田の仕掛けてくるゲームがどれも今ひとつ納得できませんでした。教室に最後に入ってくるのは女教師だから「女子」に賭けるっていうのはまあわからんでもないですけど、読者を納得させるにはもっとはっきりした「勝った理由」というのが必要だと思います。
    今のままだと神田がただの詭弁を使っているように見えなくもないです。
    その他は演出がうまいので、野球に興味ない僕でも読むことが出来ました。

  • 妖怪たまをの介護日誌

    No.239

    妖怪たまをの介護日誌 37P

    戸音

    【萩尾ノブト】

    しっかりとドラマが描かれていて、面白いと思いました。とりあえず物語に絡んでない主人公の家族のシーンは丸々抜いてもいいと思います。

    【吉田貴司】

    あらすじ 人手不足の人間が介護業界に送り込んだのはなんと妖怪だった。妖怪たまをが奮闘する介護日誌。

    とてもおもしろかったです。妖怪とおばあちゃんというのはそれだけで泣けてくる組み合わせですね。(幽遊白書のたぬきの話とか。。。まあ、それしか知りませんが。)妖怪が介護で働くにもかかわらず、介護の知識や設定がきちんとしていて、そこがとても良かったです。
    ラストの方、たまをが孫を妖術かなにかで、おばあちゃんにすっと会わせてくれたら泣いてしまったかもしれません。タクシーで送り届けるとかなんとか、ちょっとバタバタしてうまくなけませんでした。すごく面白かったです。

  • ファットボール

    No.240

    ファットボール 47P

    Taka

    【萩尾ノブト】

    かなりレベルが高いと思いました。漫画家になるのに必要な能力は備わってると思うんで、あとは形にするだけでしょう。

    【吉田貴司】

    あらすじ サッカー部に新しく入ってきた佐藤大丸は大食漢の太った男だった。走るのだめ、スタミナダメ、自己管理ダメ、しかし大丸には隠された能力があったのだった。

    とても面白かったです。前半は主人公の佐藤大丸にあまり興味が持てず、退屈に感じてしまいましたが、サッカーの試合が始まるとハッタリもよく効いていて(脂肪があるからトラップがうまいなど)引き込まれました。
    サッカーの描写がとにかく抜群にうまかったです。
    しかしキャプテンと佐藤以外の人物がほぼモブ扱いなので(わざとそうしているのだと思いますが)この漫画の世界がちょっと地に足がついていない印象を受けました。もうすこし周りにどういう人がいるのか描いた方がいいと思います。
    あと、細かいですけど、佐藤のキックの練習で壁がゴールの形に変色していたというエピソードが折角面白いに、伏線が弱いのでもったいないと思いました。
    前半でキャプテンが壁をみて驚くシーンはもっと大きくした方がいいと思います。ストーリー面では佐藤大丸が攻撃の起点になっているのであれば、相手チームは佐藤を封じ込めてくるのかなと思ったのですが、そうはなりませんでした。
    相手チームや自分のチームでも「佐藤を拒否する存在」というのがやや弱い(デブということで野次る程度)ので、「すごさをアピールする演出」が自分語りになっていて、それが世界観を狭めているような気がしました。いい感じで「困難」を描くことができれば、読者も「どうなんの?」ともう一歩物語に近づいてくれるのではないでしょうか。欲張ることを肯定するというテーマはすごく伝わりましたし、良かったです。

  • リンカータイム

    No.241

    リンカータイム 32P

    瑞織イロ

    【萩尾ノブト】

    冒頭がちょっとわかりにくかったですね。花婿をさらうってのはユニークですけど、花嫁のキャラクターが薄いんで、もっと二人の話にしぼってもよかったかもしれません。

    【吉田貴司】

    あらすじ 結婚式に突如現れた男はメフィストという謎の男。神父与範に対し、契約により迎えにきたと言うが…

    よくわかりませんでした。
    ゲーテの「ファウスト」をモチーフにしているのでしょうか。
    僕は手塚治虫のファウストを途中で読むのをやめてしまった人間なので、ファウストのWikipediaを見てきました。(便利な世の中ですね。)
    しかしやっぱりこの「リンカータイム」というお話はよくわかりませんでした。
    突如式場に変な人が現れても、他の人が何にも騒がないし、そもそも主人公の与範がどういう人物かの紹介も最後までないので、内容を理解するに至りませんでした。親切な説明が欲しかったです。

  • デリバリー彼氏

    No.242

    デリバリー彼氏 26P

    お子様ランチ

    【萩尾ノブト】

    物語の答えが間違ってると思いました。お金を介して知り合った2人が、なんの障害もないままハッピーエンドってのはちょっと腑に落ちません。設定を変えるか、えげつなくするか、どっちかにした方がいいと思います。

    【吉田貴司】

    あらすじ 主人公さくらの20代最後の誕生日。姉からプレゼントされたのはデリバリー彼氏だった。さくらの20代最後の恋。

    面白かったです。
    僕は偽マッサージ師のエロビデオが(そういうのがあるんですけど)結構好きなので、マッサージのシーンは笑ってしまいました。
    ただ、ストーリーが最後はただの恋愛ものになってしまったので、「デリバリー彼氏」という設定がうまくいかされてないと思いました。
    一番引っかかったのは、さくらがお金の心配を一度も心配しないところです。
    「どういう風に好きになったのか」「お金の心配」という引っかかりを解消すればおのずと「デリバリー彼氏」の特性が活かせるストーリーになるのではないかと思いました。

  • そらたのへや

    No.243

    そらたのへや 16P

    いぬだあまり

    【萩尾ノブト】

    ノンナが空太に愛情をもって説得して、空想から現実に引き戻す終わり方でよかったかなと思いました。ノンナが医師を目指すきっかけとしても、このままでは少し弱い気がします。

    【吉田貴司】

    あらすじ 空太が本を読むと本の中の世界が現実に飛び出してくる。しかし彼は深刻な問題を抱えており…

    本の世界が飛び出してくるというところは面白かったです。
    しかし、色んな孤児をお母さんが連れてくるというのがリアリティがありませんでした。そしてそんな孤児を引き取るようなお母さんが空太をほったらかしにするのもよくわかりませんでした。
    普通の兄妹でもいいんじゃないかと思いました。

  • 二番手の男

    No.244

    二番手の男 32P

    すずきくみこ

    【萩尾ノブト】

    なかなか面白いんですが、最後が盛り上がりに欠けるのが残念でしたね。秀吉と利家のやり取りを盛り上がっていくように演出できれば、ぐっと良くなると思います。

    【吉田貴司】

    あらすじ 池坊専好の活ける花は人信を惑わす力がある。ある日お殿様の前田利家から太閤を引き摺り下ろす花を生けるように命じられ…

    めちゃくちゃ面白かったです。
    すごくうまいし、ややこしい設定の時代物に関わらず、読みやすかったです。
    花にも時代劇にも興味がない僕でもどんどん引き込まれました。主人公の池坊専好の顔もキャラもいい味が出ていました。素晴らしかったです。

  • 異次元のハナコさん

    No.245

    異次元のハナコさん 65P

    リンゴリラ25号

    【萩尾ノブト】

    まあまあ面白いんですが、コロッケに対する欲求が常軌を逸してるのと、核戦争が起こるのは信じなくても幼馴染が死ぬと言われると信じるのが疑問でした。

    【吉田貴司】

    あらすじ ある日異次元空間から飛び出してきたのは未来からやってきたという異次元のハナコさん。ハナコさんは主人公がコロッケを食べたら核戦争が起こると言うが…

    内容は十分理解出来ましたが、長く感じてしましました。
    未来から誰かがやってきてという話は多分いっぱいあると思うのですが、あまり目新しさを感じませんでした。
    肝心な「なんでコロッケを食べると核戦争が起こるのか」という説明が無いため、「どうせ嘘でしょ」と思って読むモチベーションが上がりませんでした。
    話の入り方もハナコさんの怖い話から入りますが、話の本筋とあまり関係がないため(言ってしまえばハナコという名前が一緒なだけ)、ノイズのように感じました。後半下着ドロボーが出てきますが、こちらもストーリーにわざわざ登場させたような感じが出ていますので、退屈に感じてしまいました。
    バタフライエフェクトとか時間軸PGL5801などの話はなんか意味深でハッタリが効いていてよかったですが、ストーリーが荒いので、うまく活きていなかったのが残念です。

  • Re:Kick-off(リプライキックオフ)

    No.246

    Re:Kick-off(リプライキックオフ) 24P

    雪ヶ谷

    【萩尾ノブト】

    僕が主人公に麻痺させられた対戦相手だとしたら、ここまで素直に主人公を応援できないです。あまりにも主人公に対して都合のいい世界なんで、他の登場人物も掘り下げないとドラマとしては物足りなくなってしまいますね。

    【吉田貴司】

    あらすじ サッカーで相手をケガを負わせてしまった和也をなんとかサッカー再開させようとする話。

    序盤「サッカーの動きでヤンキーを倒すってどういうことだよ」、と思いましたが、内容的には今ひとつ面白くありませんでした。
    和也と女の子がどのくらいの間柄なのか、和也にとってサッカーとはどれくらい大事なものなのか、とりあえずそのあたりをきちんと描かないといけないのではないでしょうか。あらすじをなぞっただけの漫画になってしまっていると思います。

  • WAITING FOR THE PUNCHILINE

    No.247

    WAITING FOR THE PUNCHILINE 12P

    Hama-House

    【萩尾ノブト】

    絵も面白いし、ボクシングの試合と彼女との口喧嘩を合わせる見せ方も面白かったです。ただ男が一方的に悪い状態なんで、最後は女も浮気してたのがバレるとかの方がバランスがいいかもしれません。

     

    【吉田貴司】

    あらすじ ボクシングの試合中、彼女のマミから電話「昨日スゲー乳臭え女と歩いてたろ、あれ誰だよ?」俺のゴングが鳴る。

    ちょっと面白かったです。
    1発ネタですがボクシングのシーンはうまくリンクしていてよかったです。
    マミの口の悪さがいい味出てました。(乳臭え女って言葉初めて聞きました。)
    ただ浅瀬に足を使っただけで終わってしまった感じもします。
    ボクシングには色んな動きがあると思うので、ボクシングと痴話げんかをもっとどんどん絡めていってほしかったです。
    ラスト2Pはなんで急に仲直りしたのか、意味がわかりませんでした。

  • 永遠の命

    No.248

    永遠の命 41P

    植田タクロウ

    【萩尾ノブト】

    僕は自分1人だけ記憶の引き継ぎをしたいとは思わないんで、2人がここまで争うのがピンとこなかったです。話の流れは悪くはないんですがやや冗長なんで、面白さのエッセンスを抜き取って24ページにまとめたいところですね

    【吉田貴司】

    あらすじ 商店街の福引きで当たったのはなんと「永遠の命」主人公夫婦はそれを取り合うことになり…

    少し長く感じましたが面白かったです。
    漫画のテンポも良くて、夫婦喧嘩の様子がうまく描けていたと思います。
    ただ夫婦どちらとも「永遠の命」が欲しい理由が弱いため、取り合うやりとりに緊迫感がありませんでした。どうしても欲しいという理由が必要だと思います。
    個人的には「永遠の命がなんでそんなに欲しいの?めんどくないっすか?」と思ってしまいました。猫が食べるオチはよかったですが、その後の娘が食べた経緯がわかりませんでした。

  • エデンの種

    No.249

    エデンの種 41P

    トマトの蔕(へた)

    【萩尾ノブト】

    ちょっと内容がよくわからなかったです。設定がわかりにくいんで、もっとシンプルに面白さを伝えられる話を考えてもいいんじゃないでしょうか。

    【吉田貴司】

    あらすじ 古代遺跡にやってきたスペアは記憶をなくした不思議な青年と出会う。遺跡の奥で二人は宝を見つけるのだが…

    面白くなかったです。
    何かの神話をモチーフにしているのだと思いますが、それもうまく活かせていない印象を持ちました。
    どこの誰だかわからない男と女が遺跡に入って宝をゲットしても全然面白くありません。スピアはどういう人なのか、そもそも何時代なのかこれは。現代だと思って読んでいたのですが、後半宝をねらう盗賊が剣らしきものを持ってるので、現代じゃないのか?と思いました。スピアとナナが心を通わせたエピソードも特にないので、何故最後涙を流しているのか意味不明でした。

  • 闘☆GAY(トウガイ)

    No.250

    闘☆GAY(トウガイ) 34P

    厳男子

    【萩尾ノブト】

    オチはもうちょっと前半部分とかに繋がる感じになると尚いいんですが、基本的にすごい好きなタイプの漫画で、とても面白かったです。この調子で楽しい漫画を書き続けてほしいですね。

    【吉田貴司】

    あらすじ 戦場で死線をくぐり抜けてきた戦士ドラゴは戦死した友の為、日本で陶芸教室を開く。淀みを燃やし尽くせ。

    終止意味が分からず、読みながら「何してんねん」と3回くらいはつぶやいたかも知れませんが面白かったです。
    画面のアクションと台詞ひとつひとつにオリジナリティと引きつける力があり、エピソードが意味不明でも読み進めさせられてしまいました。
    すごい吸引力だと思います。

    しかし「読ませられて確かに面白かったんだけど、一体これは何なんだ?」というちょっと疑問が残る読後感ですので、なんかもう少しだけ読者に対して歩み寄るサービス的なものがあってもいいのかなと思いました。
    でも少しでも説明しすぎると一気につまんなくなる、危ういバランスで成り立っている漫画のような気もします。
    難しいですね。

    最後のバースデーケーキもテンションで突っ走っていて面白いのですが、読者としては「面白いけど、何なの?(笑)」となる人もいるかもしれません。
    そのテンションを維持しつつ、ドラゴが「ハッピーバースデイトゥーミー」と発言した理由が読者にもしっくりくるようになれば、もっと裾野が広がり、良くなるんじゃないかと思いました。